リモートでの設計授業は新たな視点

今年も大学の建築学部2年生の設計課題を担当しましたが、コロナ禍の為リモート授業でした。いままでは対面だったのでエスキースの初期から紙で作った模型や、スケッチの交換で意思疎通ができていましたが、模型のやり取りがリモートの画面だと少し解りにくく、代わりにライノを使った学生のCGによるエスキースが功を奏した感じになってしまいました。今回はスケールアップする際に新たに作る作業がありますが、CGはそれが不要になるため、その部分で画面に伝えるためには有利でした。でも、模型で表現して突破できなかった学生には、模型もやっぱり重要で、うそいつわりないというか、弱い部分も自分で作っていく工程で見逃さず現れます。一方、CGも絵と同じで、CG的(絵的)にはその技術やタッチにより、とても良さそうだったり幸せそうな絵が描けてしまいます、それが故に見たくない部分を過小評価しないようにしなければなりません。

模型から建築を考えデザインをする手法はとても大事なプロセスです。一方CGによる設計プロセスも模型ではやりにくかったプロセスを踏むことができます。両者をうまく使い分けて両方できる方が良いですね。

私が担当した班の学生さんはCGが上手くできないことが、考えを表現することの弊害になっていると悩んでいました。建築を始めた大学生にとって考えを形に表現することは難しい事です。でもそんな自分をきちんと俯瞰できているところなどは見込みが十分あると思いました。そういう意味でも学生さんには模型とCG両方ができるようになって欲しいと思います。

OZONEが考える「New Normal」な暮らし 展

コロナ禍における今後のNEWNORMALな家として、家の変容や、あり方などを熟慮・示唆した展示会に出展させて頂きました。

NewNormal な暮らし展 新宿 オゾンリビングセンターにて開催

子供も学業でリモート求められたり、年齢に応じて勉強する部屋も変わってきます。幼少はもちろんリビングで親と一緒にお勉強。小学生2,3年ころからリビングサイドで親が目の届く範囲で勉強して、集中してできているかも確認できますし、子供も安心。まだこのころは自室を与えても、怖くて一人で部屋にいることができない子もいます。小学生高学年くらいから自分の部屋があるのが理想です。集中できる部屋という意味もありますが、小学生高学年になると参考書などモノが、服が、あふれてきますので、自室での管理を少しづつ教えていきます。

大人は時差通勤や可能な限りのリモート作業という事で、幼児期に子供部屋だった部屋を今度は、おやのリモート部屋として変容を遂げています。このように家づくりは常に部屋の用途も変わり、それに追随できるフレキシブルな変容を遂げられる家が求められます。新築時に数年後のリノベーション、増築、減築、レイアウト変更などを考えられるようにして計画をしておきたいものですね。

コロナ禍のお正月

皆様 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

本年の仕事始めは1/12(火)からとさせて頂いております。何卒宜しくお願い致します。

さて、私にとって今年はコロナ禍のお正月という人生初めての経験というか、環境下で迎えた新年で、お正月の両親への挨拶を含めいわば交流は一切中止しまして、出かけることも一切予定がありません。家族で家で過ごしています。仕事納めに購入したお節セットを家族で少しづつ摘みながら過ごしています。1/1から暖かく(暖冬?)で庭弄りと子供とバドミントンなどしました。いつもなら、両親に声を掛けられ親戚一同集まりどこかで会食するのですが、シンプルに過ごせる分、気楽でリラックスできるお正月を過ごせています。

コロナのおかげで良いこもたくさん有りますよね。一方、当たり前だった日常がこれほど有難いものだと気付かせてくれたということも言えると思います。早く元に戻り、趣味の旅に行って刺激を受けたいと思ったりしますが、この経験を踏まえるとまた一味違うものに感じられるのだと思います。今年はいつ頃収まるのでしょうか。

まちの窪み 

現在、オーガニックデザインでは去年の暮れからスタートした「まちの窪み」という住まい集合体を設計しております。案自体は温めている段階から言えば、20案くらいありましたが、徐々に固まってきました。

各住戸(ワンルーム)の住人が集合体の窪みでコミュニティーを育む

「奥」という存在に心理的に引き込まれるSweepした形の窪み

コンセプトは

隣接している部屋の住人の顔も知らない昨今、心が通えるコミュニティーのある中庭を勘案し、中庭(家族)のあるワンルームの集合体を設計しています。ここに住まう人が、コミュニティーに安心し「HOME」と思える場所、繋がり、発展ができることを願います。言わば昭和でいえば常盤荘ならぬ「窪み荘」といったところでしょうか。そして街(公)に対しても引き込まれやすい「奥」を感じさせることで、地域住民もこの集合体のコニュニティーに参加できます。

ローコスト+木造で取り組んでいます。

過去のエスキース

上記以外にも、多層階等、様々な検討を繰り返して至ってきました。

親子でリモートな暮らし コロナ後の暮らしレポート

2020年は6月頃から、親は仕事を家でリモートし、子供は学校の授業がリモートでした。必要以外の不要の外出をしていたため、家の中で暮らしを家族で楽しみました。

子供はまだ小学低学年なので、キッチン横の親の目が届くところで、勉強しているサイドデスク
キッチン横の目が届くサイドデスク

長男は4年生でそろそろ自分の部屋で集中して勉強できる年頃になってきました。

このように、家は家族の年齢と共に変容していきます。子供部屋は最初はガレージだった場所をリノベーションしました。

親が仕事のために自宅に書斎が必要になりました。以前は2人の子供部屋として使っていた部屋を机だけ設え、書斎にしました。今後はここが書斎、リモートオフィスになります。

子供の幼児期の部屋をリモートオフィスに変容させ、今は書斎・リモートオフィス

コロナ禍では外出がしにくかったので、庭を活用して、体を動かしました。

家族でバトミントンをして運動不足を発散
ゴムプールにも入りました。

今年の長男の自由研究は緑のカーテンの成長記録でした。毎朝8時に定点観測

緑のカーテンの家 2020 後半

緑のカーテンの蒸散効果による風の冷却化や、サンシェード(日避け)、またプライバシーを守る目隠し効果・空調機の負荷低減などもあり、夏に緑のカーテンは効果的です。今年で10年になりますが、過去に1年だけ連作障害でダメだった時がありました。このときは、2年間土を変えずにやっていて、3年目で育たなかったんです。その年は仕事も忙しかったので、すんなり諦めてターフをかけました。窓が南面なので直射日光や照り返しなど、日除けがあることで空調の効率が変わってくるからです。今年は緑のカーテンが2株で端から端まで覆いました。ただ、一番大変だったのが、ネットを再利用する為に最後に緑のカーテンを取り外す作業でした。2日かかってしまいました。笑 来年は使い捨てのネットで挑戦しようかな?!と思っています。

緑のカーテンの家 2020 記録前半

コロナ禍で始まったミドリのカーテンであったけれど、ちょうど植え付けの5月末頃は仕事を一旦止め、外出も控えていたので、家の中で成長を眺めながら、庭いじりをしながら始めました。12Mの幅のネットに対して2株で始め、土の入れ替えも面倒でしたのでやらず、去年のまま地植えしました。そして、6月は雨が多く、ほとんど水やりをしませんでした。6月に上、7月に緑が登坂し始め、8月後半でネットを覆いつくしました。その間、雨以外の水やりはしませんでしたので、水やりをこまめにやっていればもっと成長したでしょう。今回は、疎な緑のカーテンを目指しました。その方が見た目が爽やかだし、暗くなることもありません。風通しも増え、うっすらの緑のカーテンを目指し、子供と成長を1日づつチェックしていました。

H ZETTRIO 様のMUSIC VIDEOにてオーガニックデザインが手がけたReBarにて演奏をして戴きました。有り難うございます。

“また会いましょう(See you again)”performed by H ZETTRIO 軽快なリズムと透明感のある曲でとても良い曲だと思います!H ZETTRIOさん頑張ってください。

IF Award 受賞しました。

理解あるお施主様と腕の良い施工会社により、完成しました。こんな賞まで取れました。有難うございます。 https://www.value-press.com/pressrelease/236095

このRe Bar WALLは空間相互に伝え合う、鉄筋(Re Bar)メッシュによって、モチベーションが促され、影響しあえる空間構成を試みました。

長い道のりだったけれど、あと一息で。

来週行政検査が予定されており、来月に引き渡しを予定している建物が大詰めを迎えている。この建物も2年以上も前からのプロジェクトであり、長い道のりを経ていまの状況になっている。建物は検査前2ヶ月位から細かいディテールなどを粘りと渾身で伝えて、予算範囲以内で最大限の効果を出すように綿密に再確認、最終アップデートをする。それゆえ、具現化が目の前でカタチになっていく様子や体験は、この仕事の醍醐味である。職人もがんばり、現場監督もがんばり、同じ方向を向いて、ゴールに向かう感じある。サッカーで言えば、ボールのパスを設計–現場監督–職人、設計–各業者へと、「どうしますか?」「これで良いですか?」など、確認し合い、パスを出し合う感じに似ている。上手く納まったときは、「素晴らしいよー、ありがとう」と感謝と労いを職人に直接かける。すべてがこう行きたいが、そうもいかない、、、笑

「あれ、これ違うんじゃない?」「あれ、これ反対じゃない?」笑など、いろいろ出てくるものだ。締め切りが迫っているので、土日も納めている中、皆もたまに間違える。人間だからそいうこともある。

そんな中、出来上がってきたものは産みたてほやほやな感じで、光と影だけでの建築を見えるのも今しかない。

そうだ、学生のころ設計バイトして、このできる直前のエリアに入れることを感動したのを思い出した。こういう瞬間がこの仕事での楽しみである感じる。若ければ、ワクワク感、私が言えば、建物が産声を上げる前の感動を孕む瞬間だと思う。

新年、明けまして御目出度うございます。2020

OrganicDesign ArchitectureStudio

大学授業でのプレゼンテーション 後期設計3クラス

今年の大学「設計クラスⅢ」での授業は、去年と設計の課題が変わり難易度が増し、教える我々講師陣も手探りで始まりました。19,20才の大学2年生が設計を初めてするにあたり、「どうやって設計ってしたら解らない?」というような漠然とした「不安な気持ちによる迷い」や、自分自身の設計やコンセプト作りでやりたいことを見いだせない気持ちや焦りなど、学生が四苦八苦しながら勧めているのが伝わってきて、それが大変自分にも理解できます。そういう心境に陥ることは自然で有り、ものづくりにおける不可避な部分だと思うのです。建築設計は、「答えが一つに決まっていないもの」であり、「間違えた答え」というのも明確にありません。その言葉だけ聞くと「できそうだ」と思うのですが、敷地や環境を分析、調査し、類例などのリサーチ、与えられた要求施設のプログラムを建築に組み込み、その上で、自分が考えるコンセプトを掲げ、デザインを纏めることは、かなり難しい作業です。理論の積み上げや、多角的視点、社会や都市の問題点との向き合いなど、建築家として養成される学生がこなすトレーニングは、平面や立体を超えた概念も組み込んだパズルでカタチを作っていくというところでしょうか。それを毎回の授業で1人の先生に学生12名くらいと順々に対話していきます。デザインに対しエネルギー余る学生や、自信なげな学生、バイトで設計授業などと言わんばかりな学生まで、いろんな学生が前を向いて頑張っています。

今年の我々が担当した学生は最後には優秀な域までたどり着きました。ほんと頑張ったと言ってあげたいですし、今回選抜されなかった人でも、まだまだこれからあるので心配しないで欲しいです。今回のこのクラスの学生たちは設計トレーニングを確実に踏んでいると思います。デザインを生むことの難しさ、苦しみ、手が動かない、そういうことを経験することが、デザイナーになることで必要な事でもあるのです。経験すれば必ず出来ていくものです。諦めず、粘って続けて欲しいですね。

葛西臨海公園はまだまだモダンであり、美しい公園 建替え議論などはありえない。

葛西臨海公園は学生時代にできた建築家( 谷口吉生 氏)の才能を目の当たりにできた思い入れのある建築であり公園です。単なる水族館ではない、建築や空間を楽しむことができ、カフェもモダンだった。メインの外観はガラスの箱で人々が建物に浮遊する様を感じられ、視線の展開が感じられて、ランドスケープを楽しむ導線になっている。いまだに子供と行くことがある。デザインがしっかりしていると素材の経年が発生しても骨格空間は時の経過を感じさせないものだ。

This is an emergency symposium titled “Consider the sustainability of Tokyo Sea Life Park”from 13:00 on December 19 at Architectural institute of Japan, shiba,Minatoku.

Its aim is to request the Tokyo Metropolitan Government to consider the sustainability of the existing aquarium and create an appropriate future masterplan for Tokyo Sea Life Park, consisting of main aquarium, freshwater aquarium and its surrounding park.

The aquaria, designed by Yoshio Taniguchi, a world-renowned architect, who also designed The Museum of Modern Art, New York, and The Okura Tokyo, are in danger of being demolished.

Tokyo Sea Life Park was opened in 1989. The aquarium became now Tokyo’s most valuable cultural and recreational facility after it has welcomed 55 million citizens since its opening.

After 30 years of its construction, the aquarium has problems to be solved, such as deterioration of rearing equipment, and insufficiency of accessibility for the elderly and disabled.

Upon those issues, Tokyo Metropolitan Government held a committee in 2018 to investigate the sustainability of Tokyo Sea Life Park and drew up a report. The Government also held a meeting of the investigation committee of business planning for Tokyo Sea Life Park in this year.

However, the meeting of the investigation committee was held on the assumption that the existing aquarium does not function as an aquarium any more due to its deterioration. The government is even planning to build a new aquarium without any discussion on the future of the existing aquarium.

Tokyo Metropolitan Government has not mentioned anything clearly yet, however, it is most likely that the existing aquarium will be demolished

In order to sustain the existing building, it is necessary now;
– to reinvestigate the function of the existing aquarium,
– to discuss its value as architecture and culture,
– to consider use of the existing aquarium in the future, and
– to examine sustainable and sound operation policy of the aquarium.
By doing the above, we can follow Tokyo Metropolitan Government’s environmental policy, “Creating a Sustainable City”.