IF Award 受賞しました。

理解あるお施主様と腕の良い施工会社により、完成しました。こんな賞まで取れました。有難うございます。 https://www.value-press.com/pressrelease/236095

このRe Bar WALLは空間相互に伝え合う、鉄筋(Re Bar)メッシュによって、モチベーションが促され、影響しあえる空間構成を試みました。

長い道のりだったけれど、あと一息で。

来週行政検査が予定されており、来月に引き渡しを予定している建物が大詰めを迎えている。この建物も2年以上も前からのプロジェクトであり、長い道のりを経ていまの状況になっている。建物は検査前2ヶ月位から細かいディテールなどを粘りと渾身で伝えて、予算範囲以内で最大限の効果を出すように綿密に再確認、最終アップデートをする。それゆえ、具現化が目の前でカタチになっていく様子や体験は、この仕事の醍醐味である。職人もがんばり、現場監督もがんばり、同じ方向を向いて、ゴールに向かう感じある。サッカーで言えば、ボールのパスを設計–現場監督–職人、設計–各業者へと、「どうしますか?」「これで良いですか?」など、確認し合い、パスを出し合う感じに似ている。上手く納まったときは、「素晴らしいよー、ありがとう」と感謝と労いを職人に直接かける。すべてがこう行きたいが、そうもいかない、、、笑

「あれ、これ違うんじゃない?」「あれ、これ反対じゃない?」笑など、いろいろ出てくるものだ。締め切りが迫っているので、土日も納めている中、皆もたまに間違える。人間だからそいうこともある。

そんな中、出来上がってきたものは産みたてほやほやな感じで、光と影だけでの建築を見えるのも今しかない。

そうだ、学生のころ設計バイトして、このできる直前のエリアに入れることを感動したのを思い出した。こういう瞬間がこの仕事での楽しみである感じる。若ければ、ワクワク感、私が言えば、建物が産声を上げる前の感動を孕む瞬間だと思う。