大学2年生講評会 ~建築学部デザイン科~

大学2年生の前期の合同講評会が終わりました。

まだ建築を始めて2年目だけど、優秀な生徒が数多くいることは頼もしく思えましたし、講評会自体を自分も楽しませて貰いました。

半年のタームで生徒に設計を教えてきたのですが、みんな自分との格闘をしながら成長をしました。自分がもっと引っ張り上げられなかったかなど思うとこや省みることもありますが、担当した学生全員に「よく頑張ったよ」と言ってあげたい気持ちになりました。

人には伸びる時期があります。最初からできてしまう人もいれば、1年後、2年後に目覚める人もいます。そんな時期は人生の竹の節ほどもない時間です。思うような成績に行けなかった人も、とにかく「前向きに続けること」をやってほしいですね。

講評会終わってから、今回の教員チームで反省会(打ち上げと読む)をベルギービール専門店で飲みました。

久々のホワイトビールは美味しかったし、西森先生、矢板先生、井上先生、小島先生、木島先生、そして村山先生、とても良い感じのTA菅野さんも交えて盛り上がりました!!こちらも楽しかったですね。生徒を介して他の建築家の考えを知ることができるのです、面白いですよ。

1クールで2回飲みましたが、貴重な交流ができて良かったです。

以下は、講評会の上位作品。頑張ったね。

 

ヨーロッパへの道のり

私が海外で働きたいと思ったのは、忘れもしない2002年に当時の会社の代表建築家・西森陸雄氏(師)の代理出張でオーストリア・ウィーンに行ったときでした。
このときにヨーロッパの町並みや、自然との調和、歴史と現代の調和など、ライン川などが優雅で、こういう世界があるのだな、と思い深く感動しました。このとき参加建築家(under35)という35才以下の建築家が集まり、今思えば、藤本壮介さんもいたし、塚本由晴さん、篠原聡子さん、手塚貴晴さん、千葉学さん、西沢大良さん等、そして原広司(ディレクターとして?)さんがいらして、皆でウィーンの日本大使館でランチを取り、街をねり歩きました。夕方パブで原先生が、「今日は私が奢ります!」と宣言して下さって、店を出る前に『財布忘れた~?!』笑と大声で仰って、誰とも無く「お金出しますよ~」って、そろそろ出したというような面白かったエピソードが思い起こされます。笑 当時ビックネームの人が多く、刺激的な中ご一緒させて戴きました。

セセッション

日本大使館 ウィーン

そのウィーンあと、私は個別にオランダに友人(尾形嗣朗さん)がいたのでオランダに行きました。ここで初めてロッテルダムに行ったのでした。オランダの中でもロッテルダムはビルが多い街だと聞いていたのですが、緑もほどほどにあり、計画され広々していて、東京の高速道路の横のビルで働いていた当時の私には「とんでもなく、建築がボンボン建っている!」と思いました。建築の立ち方とデザインが明快だったんです。デザインレベルの高さを感じました。そして、友人が働いていたOMA(建築家レムコールハウス)に行きました。そこで日本から来ていた「白井宏昌さん」と挨拶を交わし、その夜は皆でホテルニューヨークに行って遅くまで二人と話をしました。このあと、白井宏昌さんとは2006年頃から2008年終わりまでロンドンでご一緒することになるのです。
翌日、自転車でロッテルダム巡りをしました。写真でみていた「クンストハル」(美術館)やNAI(オランダ建築家協会)や、キューブハウス、エラスムスブリッジやメカノーの建物があった気がします。
また、そのときに松岡聡さん(当時UNスタジオ)と顔合わせした記憶がありました。
いろいろ建築を見て帰国した私はヨーロッパへの羨望を強くしてゆき、翌年の2003年にヨーロッパに片道切符で渡るきっかけができたのでした。続く

ホテルニューヨーク ロッテルダムから

クンストハル

洒落たカフェだった、、、

オランダ近代建築も素晴らしい

UNスタジオの建物

ノイトリングの建物

これはMVRDVだったきがします。