住まい方のすすめ リノベーションで解決できること 3 ~柱移動間取り、そして替え高断熱が与えてくれること~
今回のリノベーションでは、「柱を移動し、間取りを有効に」「断熱材の入れ替え高断熱に」ということもテーマの一つでありました。
元々部屋が4つに別れておりました。構造の先生のコンサルとアドバイスを経て、柱を移動し、ブレースを新たなものにし、間取りを大きく一つにできました。
90年代のLDK至上主義の間取りは、問題点が多かったです。とにかく部屋を小分けにしてLDK+〇〇という不動産的思考により家づくりが捉えられていた部分もありました。
それにより、家事をしている家族が孤立したり、別の部屋にいると気配が感じられないなど、少し窮屈な感じが見て取れました。
今回は、空間が一続きになり、家事をしながら子供と話せたり、子供が家事に興味持ったり、積極的に家族がキッチンに入れる間取りです。休みの日に家族が一つの空間に居られる幸せがあると思います。
次に、解体時に古い断熱材がほころんでしまっているので、再度、「高性能断熱材24K」を設えました。もともとが10Kのグラスウールが入っていたので、2.4倍以上の効果があります。
昨今の猛暑、それによる熱中症などが起こるような日本ですが、断熱材はやり過ぎという事が無いくらい様々な効果があります。今回は特に3方向が外部、上階も無いため、熱が容赦なく迫ってきます。
それを構成の断熱材により大幅にシャットダウンできますし、冬の冷えも同様です。床暖房なので、冬は一度温めた室温をキープもできます。また、気密性があがることで道路からの騒音も軽減できます。
結露に対してさらに向上していますし、室内の会話も外部に漏らしません。(今回はそういうガラリも用いました)