建築視察 ベルギー アントワープ
これから書きます。
建築視察での建築以外にも、ロッテルダムとユトレヒトの街の雰囲気をお伝えします。
ロッテルダムの街の様子 動画
エラスムスブリッジを自転車で渡る1
火曜日マーケット1チーズ売り場
マルクトハル(Marcket hall) 内部1
マルクトハル(Marcket hall)ストロープワッフル 内部2
マルクトハル 内部1
ブラーク市場
Tuesday Market(Marcket hall) ポテト 市場3
Tuesday Market(Marcket hall) キベリング 市場4
ユトレヒトの街の様子 MOVIE
ロッテルダムで私が見たいと思ったのが「マルクトハル」MVRDV設計つまり「Market Hall」を意味する集合住宅の中にできたマーケットだ。大きなトンネル型というかかまぼこ型がダイナミックだ。
集合住宅の中にできたマーケットって、このような大胆な立体プランが思いつくだろうか?!(笑)ここは常に盛況で観光地化し始めていました。
いままでろってるだむといえば、火曜日と土曜にプラークの通りに青空市場がでるのが楽しかった。ここでは15年くらい前に、食事から日用品、自転車の中古の購入まで助けられた。
それを再度行ってみたいと思い、火曜日をめがけてロッテルダムした。すると雨が降っていたのだが、外の市場とこのマルクトハルがあり、全天候型のマルクトハルの方が人が多かった?!感じでした。またマルクトハルは常にやっているので火土の日程も安定して市場にある食材を楽しめる場所として、存在していました。
MVRDVが設計しているが、この建物はDEPOとは違うが、これまた素晴らしいと感じた。
昔、実はMVRDVのスタッフさんに事務所を見せてもらったことがありまして、その時同じ場所に行ってみると事務所が拡張されて存在していました。その二人はもういまや大物ですが。
さて事務所の様子は大勢働いている様子で、中も見えて倉庫でクリエイティブなものを想像しているのだなと感じました。
Rotterdamを自転車で走ると、いたるところに名作がある。
CAFE DE UNI / JJP OUT 20年前にこの建物の絵を買って部屋に飾ってました。
竣工前のMADのFEDEXの建物。次回は入ってみたい。上のものは何だろう、滑り台か?!
ロッテルダムは自転車おすすめ 街を自転車で巡るといろんな楽しい建物と遭遇できる。
さて
ロッテルダムで滞在したホテルを紹介します。
実は私が大好きなホテル HOTEL NewYorkは昨今高くて、今回の視察では手が届きませんでした。ただ、その隣に倉庫をリノベーションしたホテルがあり、ここに頑張って泊まりました。
昔のホテルをリノベーションしていて、やりかななどもとても参考になりました。1階はフードコートで食事も一人でできる感じでした。
私が好きなhotel NEW YORK たまに行く人はぜひ泊まってみてください!当時からいろんな部屋がありました。是非ペントハウスのご体験を!
ロッテルダムへは10年以上ぶりです。ユトレヒト同様、駅が新しくなっていてました。
今回の視察の注目すべきものとしてロッテルダムのDepot Boijmans Van Beuningen 通称 デポ。
クンストハル美術館はすでにご存じであろうが、その庭を介した前側にデポができたという。
この美術館は、美術館でありながら保管し修繕している様子を伺えもする新しいタイプの美術館だ。
まず立ち方が素晴らしい。建物の外壁が街を映し出す鏡になっており、建物の威圧感や主張感を消し去り、自分を含めて不思議な旅に連れて行ってくれる建物の様相であり、ファサードだ。
植木鉢の様でもあるが、下部がまがっているのがまた良い!自分たちも含め広場も映し出し、まるでアニッシュカプーアの世界にいるようだった。
やはり名作 クンストハル美術館
クンストハル美術館は私が2002年に初めて見た美術館をみてシビレタ建物です。予期できない動線の回遊性、建築をめぐることの楽しさなど、レムコールハースがまぶしく見えた作品の一つです。あれ以来、だいぶ時が経過しているが、そのままの感じで、古びた感じもなかった。メンテナンスも丁寧にやっているとは思うが、空間は光の影響が多いので朽ちるというということがあまりない、いまでも豊かな空間であった。ちょうど DIVAの展示会をやっていて、DIVA自体の展示も音楽と連動していて素晴らしかった。
ロッテルダム駅
OMAのホテル Nhow hotel Rotterdam
レベル高いう上で「比較的普通のビルディングタイプ」 エキサイティングな感じが薄く、やや残念。まだアムステルダムのNhowホテルの方が少し良く感じる。しかし、これが単純に一体の壁のようなビルだったとしたら、こちらの方が良いだろう。ただ、CCTV以降のOMAの特徴であるブロックの操作の手法だと感じられた。
自転車を借りましょう。
昔は駅で50ユーロデポジット(返却される)で借りれましたが、いまは旅行者は難しいようでした。
ホテルでも貸してくれますし、レンタルもあります。自転車に乗って街を巡ると、オランダの人と同じ気持ちになれるような親近感が増します。
ただしカギはしましょうね!
アムステルダムからユトレヒトへ、
電車で1h弱で心地の良い移動でした。それはオランダの電車のシートが大きいからだと思います。
駅に着いたら、昔訪れた時と駅が全然変わっていたというところです。こちらも素晴らしい駅でした。
駅前に大変大きいショッピングモールができており、人々の流れが吸い込まれていきます。
代わりにカナルがあるのですが、以前来たときはここが人が多かったですが、いまはすこし閑散気味でした。
ただ、私は雰囲気はこのカナルの方が好きで、これこそユトレヒトの風景だと思っています。
この街にはリートフェルトのマスターピースのシュレッダー邸があったり、エディカトリアムという施設があったりと、最近でも注目すべき建築がいくつかできています。
前回は駅から歩いてリートフェルト邸に行きましたが、今回はグーグルマップのお陰で簡単にトラムで行くことができました。リートフェルト邸は予約した方が良いです。
↑駅前の開発による建物と右側のものは昔の建物の基部をリノベーションしている。
↓この日に泊まったホテル
リノベーションホテル BUNK こちらはINNのようなホテルですが、日本のカプセルホテルのような部屋もあるようです。若い人たちで盛況です。内部はやや迷路みたいで、階段が急です。(オランダの建物の特徴でもあります)
ただ、必要十分で寛げました。
ユトレヒトの街の様子 自転車がたくさん!
アムステルダムのトラムの中から街の様子↓ 動画有
アムステルダムは日本とこれほど交通事情が違います。歩行者、自転車、バイク、トラム、自動車などなど、それだけで異国情緒を感じます。女性も自転車をすごい馬力で追い抜いていきます。
レンタルした自転車 ↓ 動画有1 動画有2
Amsterdamのマーケット アルバートカイプマーケット 動画有1
ボルネオ島を自転車で巡回 動画
チュロスは日本の様に長太いものではなく、短小なものが複数ありトッピングがサプライされている。↓
オランダのおやつ? オリボーレン オランダはストロープワッフルは勿論、コロッケ、パンケーキなどもっとメジャーなのもありますが、このオリボーレンもどこにでもあります。レーズン入りがおすすめ。
アルバートハイン (スーパーマーケット)
買いやすい。レジはキャッシュレス無人レジでレシートを持ってないと基本は出られないので、ご注意を。
今回はAmsterdam Nordの宿に移りまして、アムステルダム北東部の開発等を観ました 。
宿で自転車を借りて、グーグルマップを見ながらBIGの集合住宅を目指し自転車道路を走るのですが、途中にもいい感じの建築が至る所にあります。オランダ国内に雑誌などには出てはいないけれど、一人一人の建築家がしっかりデザインの見せ方に粘りを見せて作っている感じが伝わってきます。どの建物にもしっかりしたデザインがあるような感じで見えました。
BIGの集合住宅に到着し、自転車を停め中庭へ
いろんなところに寛げるベンチがあったり、親水性のあるデッキがあったり夏は水辺に出たくなるような共用部でもありました。日本だと片廊下型になりがちだが、スクエアの内側と外側共に住戸のバルコニーが出ていて、デザイン的にもダイナミックに感じられました。
↑中庭側は撮影が憚れたので、記憶に残すことにして写真は少なめにして出てきました。
↓街を自転車で走りながら、多くのきっちりデザインしている建物と遭遇。
そして、MVRDVの設計したテニスコート観覧席へ↓
通称ホエール↓ 結構前からあります。
ボルネオ島との橋↓ これは昔からありました。
ボルネオ島を自転車で回遊してみました。↓
こちらの丸い建物も2000年代初頭の建物ですが、いまは根付いて住まわれているようで大変雰囲気が良く、住み心地が良さそうな感じが伝わってきました。
↑UNスタジオのbooking.comの建物も存在感ありました。
最後に北部での宿情報。ここではLLOYD HOTELに泊まりました。↓
私は大変好きな感じの雰囲気とインテリアでした。
リノベーションホテルで、屋根裏部屋みたいな感じなのですが、小洒落ている感じのセンスで纏まっていて、大変良かったです。自転車も無料で貸してくれたり、1階のレストランもリノベーションした可愛らしいレストランで人気でした。
視察研修1日目はAmsterdam Zuidへ、
大学講師の仕事を切り上げて直接空港に向かい、22時の経由便を経てAmsterdam Schipholに朝の9時に到着。
14年振りで懐かしい感じと昔を思い出しました。NLのsprinterに乗ってAmsterdam Raiへ行き、荷物を預ける予定しました。
昔はチケットを販売機で買っていましたが、いまはアプリかクレジットカードで去年来訪したロンドンと同じ方式なのでとても楽に移動ができました。
初日はアムステルダム南を探索。(観光名所のセントラルの運河などは以前さんざん見たので省略しました、今回は設計者の視点でビルを見に来たという訳ですね。)
RAIに到着して、OAM設計のNhowホテルへ、
このホテルはNHホテルの上級バージョンで、14年前はNHホテルと言ったら日本でいういわゆるInnのようなホテルでしたが、時代が変わってのですね。(笑)
NhowホテルAmster Raiに到着して、最初にオランダらしい大胆に箱を積み立てた彫刻的造形がやりたかったのか、インパクトは在りました。
内部に入ると、高層ビルとしてEVの計画などが素晴らしくとにかく待たないで上階に行けるところなど、緻密に大規模設計をしている感じがしました。
ファストチェックインが出来て、すぐに部屋にバッグを置き、RAIから歩いてAmsterdam Zuidへ、
歩く途中も沢山のデザインクオリティーが高い建物を横目で見ながら「Valley」というMVRDVの秀作を見に行きました。
この建物を外部から谷(VALLEY)を連想させますね。岩の谷とか、グランドキャニオンにある谷とか、カッパドキアなのか、とにかく建物が人に与えるダイナミズムが大きく感じられます。谷を上がると水が張った池があります。熱環境を考えての水たまりの創作なのだと考えました。
また、これから見学に行く人はぜひ外部見終わったら、内部を訪れてほしいです。内部は共用部低層部にのみ入れるのですが、受付の人に尋ねたところ、写真可で自由に見ることができます。
天井を見上げると、先ほど見た水を張った池が上部に。つまり、トップライトに水が張られたといいかえられるのでしょうか、その内部空間にも谷(VALLEY)が連続していたのです。「これはVALLEYの表現を建築に置き換えることをやり切っているな~」と感嘆しました。日本でここまでやれた建築ってあるかなぁ?
それと、アムステルダム自由大学の前を通ったときに、丹下健三さん?と思った建築に出くわしました。
こちらの建物(下)ですが、丹下さんのプロポーションと似ていて、丹下さんの名作の一つ香川庁舎を思い出しました。丹下さんもヘルマンヘルツベルハーと近いフラクタルな設計も多く、オランダを視察していることもあったのかなぁ、と考えてしまいました。
最後に最初に紹介したNhowホテルに泊まった部屋も紹介しますと、インテリアが日本人の私にはキツかった。(笑)
朝食は素晴らしく景色は素晴らしいビューでした。
アムステルダム2に続く
今年も緑のカーテンの準備をしました。
最初に苗を植えたのがゴールデンウィーク。ネットを貼ったのは5月20日頃。(いつもネットを張るのは6月1日頃)
いつもより10日程度早いです。季節が早く移ろっている感じがします。
視察最終日は少し早めに起きて、湯布に行きました。こちらも以前来た時よりも建築が増えていました。
駅自体は磯崎さんの駅で、横に磯崎事務所出身の坂茂さん設計の観光インフォメーション。そして隈研吾さんの美術館がありました。
湯布院の駅舎:今見てもかっこいいです。
駅横のツーリストインフォメーション:坂茂さん設計
柱が木のような造形が特徴
湯布院の隈研吾さん設計の美術館
最後に、別府に寄りビーコンプラザ(コンベンションセンター)を見て、これも今も尚、空間が良かったです。
前のブログと重なるところがあるが、藤森照信さんのラムネ温泉を見学に立ち寄った。ここは数年前にも来訪した記憶がった。この温泉周辺は、3つ建築家の温泉施設がある、一つはこちらで、クアパーク長湯(坂茂さん設計)と長湯温泉(象設計)があった。
次に、ここから20分程度の竹田市での建築視察は前ページのブログでも載せているのが、とても良かった地元の建築家(塩塚様)の作品が印象的だった。竹田市立図書館がそれである。率直にとてよ良かったし、感銘できた。自然光がとても明るく、風通しもとても良い。小さい図書館だがとても気持ちの良い図書館だった。
この日は、香山さんの劇場が2、3年前にできたという地元の情報を受けて、来訪した。
劇場(の巨匠)といえば香山さんだが、とても好感の持てる建物だった。中のホールも見学したかったが、アポなしで勝つ17時を過ぎてしまったため、共用部まで見て引き返した。