設計の進め方はお客さまのご要望から始まります。

まずは、ご要望や価値観などをできるだけ沢山お聞かせください。

ご一緒にプランニングしていく中で、今と未来のバランスを想いめぐらせましょう。

 

お客さまのご要望を良い形で引き延ばしていくためのアイデア、敢えての余白、

そして適正な取捨選択…を丁寧に説明をしながらまとめさせていただくのが私たちの仕事です。

皆さまの想いが伝えられてそれがインスピレーションになって、カタチになってゆきます。

良い雰囲気を醸し出す素材選びなど、お客様との対話の中から一緒に決めてゆくのも楽しい作業です。

建築家とつくる住まいや空間には良い「余白」があります。

その「余白」は日々の生活に豊かさを与えてくれます。

ご依頼の形は、企画、土地選び、建築、インテリアだけなど様々です。

お気軽にご依頼・ご相談ください。東京をベースに活動をしていますが、日本全国どこでも同じ設計料です。


WORK FLOW : ご依頼の流れ

建築家(設計事務所)と家を建てるときの流れについてご説明します。

 

■ 設計事務所の業務内容 ~住宅の場合~

主に「設計」と「監理」に分けることができます。

 

設計とは・・・

「基本計画」、「基本設計」、「実施設計」の3段階で進められます。

この中の、「基本設計」と「実施設計」に間に「確認申請」が入ります。

 

監理とは・・・

実施設計の後の「入札見積」から始まり、工事監理、竣工まで導きます。

この中では設計図面通り建物が建てられているか、手抜きなどないか、などチェックし、工事を指導・監理して行きます。

この部分で建物の精度がぐっと上がります。

建築主の代理人の立場でコストを調整・管理、業者の選定・協議・交渉、現場確認など、工事全般にわたります。

 

■ 建築設計の流れと費用 ~住宅の場合~

 

住宅を建てたいというご一報から、完成までの一般的な流れをまとめています。

ケースバイケースですので、目安としてご確認ください。

 

□ 問い合わせ(メール・電話)をして、相談から始まります。

 ⇒ 無料

 

 

□ 面談1

まずは何でもご相談、ご質問、ご要望をお伝えください。

計画地をお持ちの場合は、敷地の測量図や資料等をメールで頂ければ、

お会いしたときに敷地の法的条件などの具体的なお話をさせて頂くことが可能です。

また、建築主さまのご希望を伺い、意向を受け止めます。


出来るだけ詳しく、ご要望をお伝え頂いただいたほうが、その後のプランの整理に役立ちます。

やりたいこと、必要なお部屋など、なんでも良いので沢山お伝えください。

⇒ 無料

 

 

□ 面談2

こちらから、図面、敷地調査などで分かった事、場合によっては簡単な模型などをご提示いたします。。

実はこの段階からすでにクリエイティビティ―が最大に発揮されます。そのための時間には3週間程度必要で、作成と労力がかかります。そのため10万円ほど頂いております。(実際には倍以上の時間と労力)ただ、このまま進めた場合は設計料にこちらの金額は算入されますのでご安心ください。

一見、この段階では無料と思う方もいると思うかもしれませんが、無料は無料の価値なのです。最初の所見とアイデアは創作の大きなウェイトを示し、肝心です。

 

この段階で、今後建築主さまが当事務所と共同して「家づくり」ができるかどうか判断して頂き、

設計監理契約ができるかどうかを、十分にご検討頂きます。

共同できるご判断を頂いた場合のみ、面談3にお進み頂きます。

お出しした案では進めない場合はこの段階でご辞退いただけます。ただし、頂いた10万円は時間・人の創作料のため、ご返金は出来かねますのでご了承ください。

 

 

□ 面談3

契約書または業務発注書への捺印またはサインをお願いします。

この段階で本格作業に入るための着手金30%を頂きます。

設計料は12.5%目安 構造別、設備別 になります。設計料の説明をいたします。(最低設計料は200万円~)

 

 

□ プレゼンテーション

御要望・敷地条件・法規・予算・各種条件を検討し、構想を形にしてゆきます。

図面・模型またはパースにより御提案させて頂きます。


そのプレゼンテーションに対して、引き続きのご要望、アイデアの提案など、この部分でのやりとりをご納得いくまでくりかえします。(2-3か月)

 

 

□ 基本設計

建築設計・監理業務委託契約を交わします。印鑑と印紙をご用意頂きます。

契約と同時に面談2で頂いた10万円はお返しします。(設計料から差し引きます)

今後は具体的な御要望をお伺いしながら、納得いくまで打ち合わせを繰り返します。

場合によってはこの段階で一度概算見積もりを出します。(坪単価計算による概算、目安になります)

終了した段階で基本設計料金である。

⇒ 10万円の返却・設計料総額の30%

 

 

□ 実施設計

基本設計に従い、工事をするための仕様書・詳細な図面を作成します。

法規的チェック(確認申請)やシックハウス計算などもこの段階で行い、健全な仕様・機器を選定します。

構造設計が伴う場合は構造設計事務所との協働作業も行います。

当事務所は構造設計事務所に外注することをお勧めします。

建物の基となる骨を構成する重要部を専門家からの指示を受け設計図に落されます。

この際、耐震性等の安全性もチェックされます。

また、所轄官公庁・民間申請機関などとの協議・確認事項を行いながら、確認申請業務を行います。

⇒ 確認申請料 ※自治体により異なります

確認申請提出後に、設計料の30%を頂きます。

 

 

□ 見積調整・施工会社選定・建築主の工事請負契約の立ち会い

建築主の御希望の見積方式にて見積もりを取ります(入札方式・指定方式)。

見積内容の審査および予算に合わせて、仕様変更・設計調整を行い、

建築主が了承した施工会社を決定します。この際、建築主の御紹介施工会社を

入札に入れることは可能です。

建築主は、お決めになった施工会社との工事請負契約を結びます。

 

 

□工事着工

工事中は図面通り施工が行われているか、手抜き・ミスがないか詳細にチェックします。

週1回のペースで現場に行き、チェック・指示します。

着工時に設計料の20%を頂きます。

⇒ 地鎮祭費用など

 

 

□ 上棟

骨組みまで立ち上がった状態を指しますが、公的機関の中間検査が有る場合はその時点です。

設計事務所として上棟時の検査をします。

⇒ 中間検査料(有る場合のみ)

 

 

□ 竣工

公的機関が行う竣工検査をもって建物の完了となります。

設計事務所として公的機関の検査前に詳細な検査をします。

⇒ 完了検査料・設計料総額の20%

 

 

□ 引き渡し

建物性能に関する事項・メンテナンスに関する事項の説明(書類渡し)や鍵の引き渡し、

竣工写真撮影など行います。

追加変更した場合は、追加変更料・登記料など

ここでお客様に引き渡し、一旦契約業務の終了となります。

もちろん、追加工事などが有る場合は引き続き行います。

設計料のお支払いに関しましては上記4分割(30%・30%・20%・20%)という形でお願いしております。場合によっては3分割も可(40%・40%・20%)

 

なお、通常の設計料は確認申請を含みますが、

エコポイント申請・環境申請などの公的機関に提出する場合は別途費用が掛かります。

費用についての詳細はこちらのページをご覧ください。