ヨーロッパへの道のりⅡ ~まずは再びオランダへ~

1年前ウィーンにてのヨーロッパ地域への羨望を感じ再びオランダへ渡った。当時、私31才だった気が。

いままでずっと設計事務所で毎日深夜まで働いていたので、この旅はいろんな意味で人生の転機の始まりだった。オランダのスキポール空港に着き、そこからNLの電車にのってロッテルダムへ、そこで日本人でロッテルダムにて建築を学んでいる藤岡大学さんと出会った。当時彼はベルラーヘインスチチュートという名門の建築大学院の学生でした(社会人を経て大学院へ)。まずはベルラーヘを見学させて戴いた。そこでは、藤岡さんのように世界から建築を学びに来ている社会人学生の方が多くいました。そこで藤岡さんのルームメイトのヤン・ウーさんという学生さんと仲良くなり、アムステルダムに一緒に行き、街を探索しました。かれは後にMVRDVに入るわけです。また、フォスター事務所にも遊びに来てくれました。いろいろ話すとベルラーヘ出身の学生さんは優秀なんだと思いました。彼は元気かな?

さて、オランダの風景の特徴は一直線の並木です。ポプラでしょうか?私はこの大胆な風景がとても好きになりました。列車の車窓からも、歩いてても比較的すぐにこの一直線の並木が目に入ります。アーネムに行って並木道を歩いていると、カランカランと音がするとヤギが散歩してきました。これもカルチャーショックで、「なんて長閑なんだ」と思いました。東京のリズムとこれほど違うなんて、こういう世界を知ることができただけでも、世界にでることの意味や自分の人生などについても考えられる時間ができました。

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そして、デルフトに行ってメカノーの図書館を見たり、デンハーグでOMAの建物やリチャードマイヤー、ヘルマンヘルツベルハーなどの建物があり、大学生の時に澤岡先生が、リチャードマイヤーのことを取り上げたり、ベルハーのことを教えてくれたりと、そのことを思い出しました。そしてそのものを見ると、なるほど素晴らしいものだなーと感動しました。特にリチャードマイヤーの建物の繊細さ、建物が模型のような感覚に取り込まれました。

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続く。