毎年のインターン研修が素晴らしい
今年も大学生3年生のインターンシッププログラムにて学生さんがOrganicDesignに来てくれました。今年のインターン生の小坂さんも大変優秀でした。まずは、前半で難解な階段の部分模型を正確に作ってくれて、後半の「くぼみアパートメント」のライノセラス、およびレタッチをほぼ3日間でやり遂げました。初めての操作だったにも関わらずここまで書き上げられたのは、吸収力と集中力があるからだと感心しました。
街の「くぼみアパートメント」の中庭の様子
今年も大学生3年生のインターンシッププログラムにて学生さんがOrganicDesignに来てくれました。今年のインターン生の小坂さんも大変優秀でした。まずは、前半で難解な階段の部分模型を正確に作ってくれて、後半の「くぼみアパートメント」のライノセラス、およびレタッチをほぼ3日間でやり遂げました。初めての操作だったにも関わらずここまで書き上げられたのは、吸収力と集中力があるからだと感心しました。
街の「くぼみアパートメント」の中庭の様子
くぼみアパートメントは、単身者向けのフラットで、基本社会人向けです。このフラットの人、地域の人、いろんな話題でテーブルを囲んで一人暮らしだけど、繋がりができる「くぼみ」を含有している単身者向け集合住宅です。社会人は平日は忙しいでしょう、週末に自分の部屋で洗濯がまとめてできるように、各部屋にランドリーが付いています。コロナ禍に孤立しがちな人たちも、誰か繋がりが持てると住環境ができるように願っています。
現在、昨年10月頃から取り組んでいるプロジェクトがやっと実施設計が終わり次のフェーズに行こうとしてますが、木材の供給がコロナ事情で停滞しており、早くコロナが全世界的に収束していくれればと思うばかりです。
縁側バルコニーBLDG(仮称)が始まりました。住宅地に囲われながら、街ゆく人が縁側感覚で吸い寄せられる空間を建築周囲に巡らせました。北側の眺望が開けているので、眺望を楽しめる縁側バルコニーベンチに気がついて上がりたくなるように作りました。
今年も大学の建築学部2年生の設計課題を担当しましたが、コロナ禍の為リモート授業でした。いままでは対面だったのでエスキースの初期から紙で作った模型や、スケッチの交換で意思疎通ができていましたが、模型のやり取りがリモートの画面だと少し解りにくく、代わりにライノを使った学生のCGによるエスキースが功を奏した感じになってしまいました。今回はスケールアップする際に新たに作る作業がありますが、CGはそれが不要になるため、その部分で画面に伝えるためには有利でした。でも、模型で表現して突破できなかった学生には、模型もやっぱり重要で、うそいつわりないというか、弱い部分も自分で作っていく工程で見逃さず現れます。一方、CGも絵と同じで、CG的(絵的)にはその技術やタッチにより、とても良さそうだったり幸せそうな絵が描けてしまいます、それが故に見たくない部分を過小評価しないようにしなければなりません。
模型から建築を考えデザインをする手法はとても大事なプロセスです。一方CGによる設計プロセスも模型ではやりにくかったプロセスを踏むことができます。両者をうまく使い分けて両方できる方が良いですね。
私が担当した班の学生さんはCGが上手くできないことが、考えを表現することの弊害になっていると悩んでいました。建築を始めた大学生にとって考えを形に表現することは難しい事です。でもそんな自分をきちんと俯瞰できているところなどは見込みが十分あると思いました。そういう意味でも学生さんには模型とCG両方ができるようになって欲しいと思います。
コロナ禍における今後のNEWNORMALな家として、家の変容や、あり方などを熟慮・示唆した展示会に出展させて頂きました。
NewNormal な暮らし展 新宿 オゾンリビングセンターにて開催
子供も学業でリモート求められたり、年齢に応じて勉強する部屋も変わってきます。幼少はもちろんリビングで親と一緒にお勉強。小学生2,3年ころからリビングサイドで親が目の届く範囲で勉強して、集中してできているかも確認できますし、子供も安心。まだこのころは自室を与えても、怖くて一人で部屋にいることができない子もいます。小学生高学年くらいから自分の部屋があるのが理想です。集中できる部屋という意味もありますが、小学生高学年になると参考書などモノが、服が、あふれてきますので、自室での管理を少しづつ教えていきます。
大人は時差通勤や可能な限りのリモート作業という事で、幼児期に子供部屋だった部屋を今度は、おやのリモート部屋として変容を遂げています。このように家づくりは常に部屋の用途も変わり、それに追随できるフレキシブルな変容を遂げられる家が求められます。新築時に数年後のリノベーション、増築、減築、レイアウト変更などを考えられるようにして計画をしておきたいものですね。
皆様 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
本年の仕事始めは1/12(火)からとさせて頂いております。何卒宜しくお願い致します。
さて、私にとって今年はコロナ禍のお正月という人生初めての経験というか、環境下で迎えた新年で、お正月の両親への挨拶を含めいわば交流は一切中止しまして、出かけることも一切予定がありません。家族で家で過ごしています。仕事納めに購入したお節セットを家族で少しづつ摘みながら過ごしています。1/1から暖かく(暖冬?)で庭弄りと子供とバドミントンなどしました。いつもなら、両親に声を掛けられ親戚一同集まりどこかで会食するのですが、シンプルに過ごせる分、気楽でリラックスできるお正月を過ごせています。
コロナのおかげで良いこもたくさん有りますよね。一方、当たり前だった日常がこれほど有難いものだと気付かせてくれたということも言えると思います。早く元に戻り、趣味の旅に行って刺激を受けたいと思ったりしますが、この経験を踏まえるとまた一味違うものに感じられるのだと思います。今年はいつ頃収まるのでしょうか。
現在、オーガニックデザインでは去年の暮れからスタートした「まちの窪み」という住まい集合体を設計しております。案自体は温めている段階から言えば、20案くらいありましたが、徐々に固まってきました。
「奥」という存在に心理的に引き込まれるSweepした形の窪み
コンセプトは
隣接している部屋の住人の顔も知らない昨今、心が通えるコミュニティーのある中庭を勘案し、中庭(家族)のあるワンルームの集合体を設計しています。ここに住まう人が、コミュニティーに安心し「HOME」と思える場所、繋がり、発展ができることを願います。言わば昭和でいえば常盤荘ならぬ「窪み荘」といったところでしょうか。そして街(公)に対しても引き込まれやすい「奥」を感じさせることで、地域住民もこの集合体のコニュニティーに参加できます。
ローコスト+木造で取り組んでいます。
過去のエスキース
上記以外にも、多層階等、様々な検討を繰り返して至ってきました。