ちょっと寄り道:Brussels 街の雰囲気1

日本人からすれば、ベルギーといえばワッフルを連想する人も多いだろう。私もその一人。
ブリュッセルの建築家の友人にまずはベルギーワッフルのイロハを教えてもらった。
まず、私は旅行本でMaison Dandoyをおススメ情報があったのでそれを話したところ、地元っ子はGastonというワッフル屋がお勧めと紹介してくれた。
食べ方も我々の年齢だと、ブリュッセルワッフルとリエージュワッフルがあるなかで、ブリュッセルワッフルがお勧めだと。生地の甘みが抑えられ、クリームだけつけるのが◎。一方リエージュワッフルは生地が最初から結構甘いということで、しゅがーぱうだのみで十分だと教えてくれた。
日本で知っているワッフルは大抵リエージュワッフルなんだとこのとき理解した。
 
結果言うと、どちらも美味しい!ただ、確かにブリュッセルワッフルの方が胃もたれしなそうだし、サクサク食べられたので、私はブリュッセルワッフルが好みなんだと思いました。

Maison Dandoyについては、クッキーが有名な店でありそこがワッフルを出していると言っていました。そしてワッフルにたくさんのモノが載っているのも、地元っ子はそういうのは通常は食べないそう。観光地を巡ると、フルーツパフェのようなワッフルが多く見られたが、これらは観光地向けなのかもしれない。

次にブリュッセルでも自転車を借りて移動してみた。
これもアプリを携帯電話に入れて、クレジット決済(1日3.5ユーロ程度)で番号がメールされる。アントワープとは車体の外し方が違うが、感覚的に借りることができた。

ベルギーは歴史的な建築物が多く、なかなか新しい建物を建てられる土場ではない。コンサバティブな街であるのは確かだ。

今回はビクトールオルタなどは、見学しなかった。過去に2回(2002と2008)に訪れたときに既に見たためだ。大学の授業で西洋建築史が好きだったので、オルタの美しい曲線はマスターピースである。

次に最後の晩餐で、建築家の友人のTHEOさんがベルギー料理のレストランに連れて行ってくれた。いまはムッスルの時期ではなかったため、他の物を食べようということになった。

最期のこの食事はとても美味でした。彼が紹介してくれるお店はどこも満員で、地元の人に愛されているレストランなんだと感じた。

  

実は夕食の前に、友人のTHEOの家を訪れて家族に挨拶をした。ご家族は昨年暮れ(今年の初旬)に日本に来て、12月に浅草観光を一緒にしたのだ。また建築家の自邸を訪れられたのも大変興味深いものだった。写真こそは公開できないが、本棚や自作のカーブの美しいテーブルやオブジェが並んでおり、素晴らしいなと感じました。そして自邸を後にして、アトリエにも伺いました。いまはBrussels , Greece , London に事務所があるようだ。
この日は日曜日だったにも関わらず、スタッフが働いていた!やっぱり忙しい人なので、仕事に追われている感じでした。事務所にCGや模型モックアップなど沢山あり、仕事のスケールの大きさを感じることができた。彼はいまギリシャで数多くの物件を手掛けている。成熟したカーブのデザインが特徴的なプロジェクトの数々は大変魅力的でした。

THEOはLASSAという設計事務所を公私のパートナーのDORAと営んでいて、AAの教授でもある。FUTURESYSTEMSの時代からとにかく類まれな才能を持った一人だった。だから同僚ではあったのだけれど、実力は私など足元に及ばない。だけれど彼との会話や影響だけでも受けることで自分も鼓舞できるし、背中を見ながら日本でやっていきたい。

Theo, ベルギーを案内してくれて本当にありがとう。

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